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競泳でよくある失格になるルール違反とは?

  • 執筆者の写真: TotalCareLaboratory 株式会社
    TotalCareLaboratory 株式会社
  • 2024年9月8日
  • 読了時間: 5分

競泳は、スピードだけでなく、ルールの遵守が求められる競技です。

自分の限界に挑む一方で、実はレース中に泳法と言われるルールが課されています。

どれほど優れた泳者であっても、ルールを逸脱すると失格となる可能性があります。

競泳でよく見られる失格につながるルール違反をいくつか解説し、これらを避けるためのポイントを紹介します。


1. スタート時の違反(フライング)


競泳において最も一般的な失格の一つがフライングです。フライングとは、スタートの号砲や信号が鳴る前にスタート台を離れてしまう行為です。スタート前の緊張感から、つい早く飛び出してしまうことがありますが、これが失格の原因となります。


対策:

選手はスタート前に集中し、スタート信号をしっかりと聞く訓練が重要です。また、スタート前のルーチンを確立し、過剰に緊張しないように心を落ち着けるテクニックを身に着けることが効果的です。


2. ターンの失敗


競泳では、ターンの技術も重要な要素です。特に、バタフライ平泳ぎでのターンは厳密にルールで規定されており、正しいフォームを維持できなければ失格となります。例えば、平泳ぎやバタフライでは、両手を同時に壁にタッチしなければならないというルールがあり、この動作を誤ると失格です。


対策:

各スタイルごとのターンのルールを徹底的に理解し、練習で一貫して正しい動作を行うことが大切です。ターン時に両手でしっかり壁に触れる感覚を体に覚えさせることが、失格を防ぐためのカギとなります。


3. 平泳ぎのキック違反


平泳ぎには、特に厳しいキックのルールが存在します。平泳ぎではドルフィンキックを使用してはいけません。平泳ぎでは、足を外側に向けて蹴る独特のキックが求められ、ドルフィンキックのように上下動するキックを行うと失格になります。しかし、一回のターンやスタート時に限っては、ドルフィンキックが認められる場面もあるため、正確なルール理解が必要です。


対策:

平泳ぎを練習する際、ドルフィンキックを誤って使わないように、足の動きに意識を集中させることが重要です。また、ターンやスタート直後に適切なタイミングで一回だけドルフィンキックを打つ練習も必要です。


4. バタフライの足の動き


バタフライでは、両足を一緒に動かす必要があり、足の動きが左右非対称になると失格となります。左右の足が交互に動くと、それはバタフライではなく自由形や背泳ぎの動きと見なされるため、失格の原因となります。


対策:

バタフライを練習する際は、足の動きが均等に、かつ一緒に動いているかどうかを意識しながらトレーニングを行うことが重要です。コーチやビデオ分析を活用し、自分の泳ぎが規定通りであるか確認することが失格を防ぐ手助けになります。


5. 自由形のルール違反


自由形(クロール)は、他の泳法と比べて技術的なルールが少ないため、失格になることはあまり多くありません。しかし、自由形でもターンゴール時のタッチに関してはルールが存在します。特に、ゴール時には体の一部(通常は手)がプールの壁にタッチしなければならないという規定があります。


対策:

自由形では、ターンやフィニッシュの際にしっかりと壁にタッチする動作を意識的に行う必要があります。特に、フィニッシュ直前で勢いが増す場面では、壁にタッチすることを忘れないように練習することが重要です。


6. 背泳ぎのルール違反


背泳ぎは、泳ぎの途中で仰向けを保つことが必須です。これに反する行為、例えばターン時以外にうつ伏せになる、あるいはゴール時に仰向けを維持できなければ失格となります。背泳ぎのターンも特別な技術が必要で、ターンの際に一度だけ体を回転させてうつ伏せになることが認められていますが、その後すぐにターンを行わなければなりません。


対策:

背泳ぎの練習では、常に仰向けの姿勢を保つ意識を強化することが大切です。また、ターン時の正しい回転とその後の動きをスムーズに行えるよう、繰り返し練習することが必要です。


7. メドレーリレーの違反


メドレーリレーでは、各泳者が指定された泳法で泳がなければならず、順番を誤ったり、不正な泳法で泳いだりすると失格となります。また、リレーでは、次の選手がスタートするタイミングも重要です。タッチの前に次の泳者がスタートしてしまうと、リレー全体が失格となります。


対策:

メドレーリレーでは、泳法の順番やタッチのタイミングをチーム全員でしっかり確認し、リレーの練習を何度も繰り返すことが求められます。特に、交代の際には、前の泳者がしっかりタッチするまで待つ訓練が重要です。


8. 水着に関する規定


国際水泳連盟(FINA)のルールでは、スイムウェアや道具に関しても厳格な規定があります。特に、高性能なレーザーレーサースーツの使用や、特定の素材やデザインの水着は規制されています。また、スイムキャップやゴーグルなどのアクセサリーも、過度な浮力や抵抗を減らす効果を持つものは使用禁止です。


対策:

選手は、自分が使用するスイムウェアや道具がルールに準拠しているかどうかを確認することが大切です。特に、大会前に事前に規定を確認し、許可された装備であることを保証する必要があります。


まとめ

競泳における失格の原因となるルール違反は、泳法の技術やフォームに関するものだけでなく、スタートやターン、フィニッシュ、そして水着にまで及びます。


どんなに優れた泳者でも、ルールを守らなければ勝利はつかめません。

選手たちはルールを理解し、練習を通じてそれを身につけることが大切です。

正しい技術を維持しつつ、スピードと精度のバランスを取りながらレースに臨むことが、競泳で成功するためのカギとなります。


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